テルペン とは

テルペンとは、植物に多く含まれる天然の精油成分です。

アロマセラピーや香水などにも多く利用されている、とても身近な成分です。

テルペンには、それぞれ特有の香りや苦みがあり、気分をリラックスさせる働きや血圧を下げる働きがあります

身近な香りで例えると、柑橘系の香りでスッキリした気分になる方は多いと思います。

これは柑橘系テルペンの一種である “リモネン” の香り成分が、呼吸と共に体内に入り、脳内でリラックス時に発生するα波が出るためです。

こういったテルペンは麻にも多く含まれており、神経系や免疫系などに働きかけ、ストレスの解消や心身のリラックスに効果があるといわれています。

アントラージュ効果とは「成分は単体で摂取するよりも、複数で摂取する方が相乗効果が生まれ、より効果的」というものです。

CBDは麻の成分の1つですが、CBDを単体で摂取するよりも麻から抽出されるCBD以外の成分も合わせて摂取したほうがよりCBDの効果が高くなる、ということです。

言うならば、料理で素材の味を引き出す “塩“ のような存在です。

製品に含まれるテルペン

ゆず

爽やかな香りと酸味があります。ゆずにはビタミンCやフラボノイドなど、抗酸化作用を持つ成分を豊富に含んでいることから、風邪薬として利用されてきた歴史があります。
また、ゆずの香りは不安や緊張で冷めきった心を包み込み、安心を取り戻してくれる働きがあります。

ライム

ライム果汁には独特の苦味と香りがあります。ビタミンCやリモネン、α-ピネン、ゲラニアール、ネアールなど様々な成分を含んでおり、不安や恐れを取り除き、心を明るくする作用があるとされています。

オレンジ

風味の良い香りとわずかな苦味のあるオレンジ。オレンジフラワーの精油であるネロリは深いリラックスをもたらし、オレンジビターは血行促進作用が特徴です。興奮してなかなか眠れない時は、オレンジがあなたをリラックスさせ睡眠へと誘います。

カモミール

多くの人に親しまれるハーブティーのひとつでもあるカモミール。甘い香りを持ち、胸焼け・胃炎・冷え性・不眠など様々な症状に働きかけます。オレンジと相性が良く、不安や緊張を和らげる効果が期待できます。

ベルガモット

香りが高く、よく香水や紅茶に用いられます。ストレスによる食欲不振や消化不良に有効で、不安や抑うつに対しても落ち着きを取り戻す手助けをしてくれます。

シトラール

シトラールとは、自然界においてレモングラス油など多くの果実やスパイス類に存在している成分で、爽やかな柑橘類の香りが特徴です。

リモネン

リモネンは、レモン油、オレンジ油、ミカン油、ライム油など様々な植物精油に含まれている成分で、血行促進効果があるのが特徴です。抗不安や抗うつの効果があり、晴れやかな気分にさせてくれる重要な存在です。

フムレン

ビールの原料「ホップ」に含まれる成分です。森の香りのような独特で柔らかな風味を感じられるのが特徴です。抗炎症作用や鎮痛作用・食欲抑制が期待されるテルペンとしても有名で、ダイエット目的の方におすすめです。

ネロリドール

しっかりとしたハーブ調の香りの中にほのかに甘さを感じることが特徴です。ストレスが溜まっている時や無気力な時に、あなたを助ける作用があります。それだけでなく、消炎作用や血圧を下げる作用があるので、高血圧の方に向いている成分だと言えるでしょう。

ゲラニオール

ゲラニオールはバラに似た芳香を持ち、香水として広く用いられています。抗菌や抗カビ、抗炎症、細胞新生促進、抗酸化作用といった美容には欠かせない成分です。

ミルセン

ミルセンは、レモングラス、バジル、タイム、マンゴー、ユーカリなどに含まれる成分で、スパイスの香りを彷彿させます。鎮痛、鎮静、日焼け止めなどの抗酸化作用が見込まれます。

α-ピネン

α-ピネンは抗菌、血液脳関門の通過、記憶や注意力を向上させる効果を持ちます。マツ、ヒノキ、スギなど多くの針葉樹に含まれ、特有の香りを持ち香料や医薬品の原料として広く使用されています。

β-カリオフィレン

β-カリオフィレンは大麻に含まれる化学物質で、カンナビノイド受容体・タイプ2(CB2)と呼ばれるタンパク質を活性化させます。CB2を活性化させることによって、骨量を増やすだけでなく、痛みの信号を遮断する効果があり、鎮痛効果や抗炎症効果、骨粗しょう症などの治療にも有効だろうと考えられています。一般にマリファナのような中枢神経系に作用を与えるようなことはなく、いわゆるハイになることはありません。イランイランの精油に香り成分としても含まれている物質でもあるので、安心して摂取することができます。

注意事項

・本ページに掲載している写真はイメージです。実際に配合されている成分と異なる場合があります。

・本ページは、テルペンについての一般的な見解について記述したものです。弊社製品の効果とは直接的な関係はありません。